太陽系では太陽を中心として複数の天体が周回しています。
現在では、太陽に近い方から、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの「惑星」が太陽の周りを公転しています。
しかし、「あれ?惑星に冥王星ってあったよね?」と思う人もいるかもしれません。
実は、冥王星は2006年まで海王星に次ぐ第9惑星とされていましたが、2006年の国際天文学連合会(IAU)において、「惑星」「準惑星」「太陽系小天体」の3種類が定義されたことにより、冥王星は惑星から除外され、準惑星であるとされました。
この記事では、「惑星」「準惑星」「太陽系小天体」について、それぞれの定義を詳しく紹介します。

惑星の定義
2006年のIAUにおいて、惑星の定義として以下の3つの条件が決定しました。
- 太陽の周りを公転している
- 自己重力によって球形になるほど十分な質量を持っている
- 公転軌道上のほかの天体を排除している
条件の2つ目「自己重力によって球形になるほど十分な質量を持っている」とは、質量が大きいほど、より安定した形、すなわち球形に近い形になろうとします。
これを専門用語で「重力平衡形状にある」といいます。
条件の3つ目「公転軌道上の他の天体を排除している」は、その天体の重力によって他の天体を排除しているということです。
つまり、その天体の公転する道には邪魔をする他の天体がほとんどない状態であることを意味しています。
冥王星の場合は、公転軌道上の他の天体を十分に排除していなかったため、惑星から除外されてしまいました。
準惑星の定義
準惑星の定義としては、以下の4つの条件が決定しました。
- 太陽の周りを公転している
- 自己の重力によって球形になるほど十分な質量を持っている
- 公転軌道上の他の天体を排除していない
- 衛星ではない
条件1、2は惑星と同じですが、条件3「公転軌道上の他の天体を排除していない」、条件4「衛星ではない」が準惑星の特徴です。
「衛星」とは惑星の周りを公転する天体のことを指すので、準惑星は衛星ではないことが条件として追加されています。
太陽系小天体の定義
太陽系小天体は、太陽の周りを公転している惑星、準惑星以外のほとんどすべての天体を指します。
まとめ
冥王星は、2006年までは惑星でしたが、2006年に行われてIAUで、惑星、準惑星、太陽系小天体の定義が議決された結果、惑星から除外され、現在では準惑星として分類されています。



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